「モノづくり断面図鑑―ドーナツから宇宙ロケットまで」を読んだ
リチャード・プラットとスティーブン・ビースティーのコンビによる「モノづくり断面図鑑―ドーナツから宇宙ロケットまで」を読んだ。
この二人はこれまでとにかく色々なものを輪切りにしており、どれも素晴らしいのだが、この本では様々なものの製造工程を輪切りにして説明している。
牛乳、つり橋、ボーイング777から恐竜の骨格なんてものまである。
二人の作品の中でもこの本はたくさんのものを詰め込んでいて長く楽しめそうだ。
もちろん一つ一つの出来栄えも良い。相変わらずやりすぎといってよいほどだ。
ん?ウォーリーはどこだ?
ちなみに中でも息子のお気に入りは、そうです、「ミイラ」です。
「金持ちの人しか、ミイラになることはできませんでした。」って図鑑のくせに夢がない。まあのっけから「鼻から脳をかき出す」とかあるので夢とか関係ないか。
偕成社のこの手のシリーズでは翻訳も面白くて、事例などを日本人がイメージしやすいものに置き換えてくれているようだ。細かいところまで丁寧で良い本。
大人になった今こそ読むべし。
- 作者:リチャード プラット
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1998/02
- メディア: 大型本
例にもれず残念ながら絶版ではあるが、図書館にはよく置いてある気がする。僕はブックオフオンラインで入手した。