「クロスセクション図鑑 飛行機」を読んだ

マイケル・ジョンストンとハンス・ジェンセンによる「しくみがわかる！ひみつがわかる！クロスセクション図鑑」の「飛行機」を読んだ。

クロスセクション図鑑 飛行機―しくみがわかる!ひみつがわかる!

以前書いた「モノづくり断面図鑑」は偕成社で、こちらは学習研究社（Gakken）であるがいずれにしても断面図鑑である。

amabiee.hatenablog.com

この本では10種の飛行機を取り上げて紹介している。リチャード・プラットらの断面（輪切り）図鑑でも飛行機が取り上げられてはいるが、飛行機ばかりを多種類集めている点が面白い。

断面図鑑と言えばやはり船かと思うが、飛行機もカッコいい。見どころはやはりエンジンだが、細かいところはメカニクスを専門に取り上げた他の本にはかなわないわけで、それが機体全体の構造に対して見事に配置されている様を楽しむのが正解である。

戦闘機ハリアーとスピットファイアーをピックアップしてみた。

図鑑とあるわりに断面図鑑は収録数が少ないことも多いが、一点ごとの書き込みの多さと、人も部品のひとつと言わんばかりの表現にグッとくる。飛行機の角度、切り方、配置、省略の仕方の一つ一つに分かりやすさと情報量そして美しさのバランスを保つ工夫があって素晴らしい。

断面図鑑名物の4ページ見開きももちろんあります。大型輸送機ハーキュリーズ！

もはや書くまでもありませんが絶版です。