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「大千世界の生き物たち」を読んだ

スズキコージさんの「大千世界の生き物たち」を読んだ。

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大千世界の生き物たち

大千世界の生き物たち

数多くの絵本で不思議で素敵な絵をたくさん描いているスズキコージさんの本領発揮といった感じの絵本です。

もともとは「大千世界のなかまたち」として出版されたものの復刊ですが内容はいろいろと異なっているらしい。未確認。

絵本といってもスズキコージさんが発見した様々な「生き物」を絵と文で紹介した一種の図鑑のようなものである。なんと71もの生き物が紹介されており、そのいずれも他の図鑑には絶対に載っていない生き物ばかりである。

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表紙にもなっているゼルファンタンケルをはじめとしてどの生き物もとても個性的で興味深い。息子のお気に入りはフミキリン。

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生き物はかわいいものやら、気味の悪いものやら、わけのわからないものやら多種多様でそこがまたお気に入りを見つける楽しみになる。

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上は個人的に衝撃を受けたダイコーンです。

類書では登場する生き物が何かしらの社会風刺になっていたりとかするような気もするのだが、この生き物たちはそんな風にはなっていない。ただただそうあるのみである。意味がなければいけない、ちゃんとしなくてはいけない、ということは全然ない。解説文もわりとつながっているようで脈略がない。あげは蝶のくんせい味ってどんな味ですか。

そして、だからこそこの本を読んで生き物たちのひとつひとつに没頭していくと読者にも見えてくるんである。大千世界の生き物たちが。

この本の唯一といって良い弱点は絵がカラーでないことである。白黒の方がイメージがわきやすいということもあるが、スズキコージさんは色がすばらしいので残念。