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「マウスガード 1152年秋」を読んだ

デイビッド・ピーターセンの「マウスガード 1152年秋」を読んだ。

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厳しい環境と捕食者たちに囲まれた過酷な世界にすまうマウスたちを守り、その道案内役を務める「ガード」たちを主人公としたコミック。

形式はいわゆるダンジョンズ&ドラゴンズのそれだが、主役たちをマウスたちにすえることで剣と竜の世界がぐっと身近に、それでいて迫力のある舞台になっている。もともとか弱いマウスたちにとっては僕らには取るに足らない動物たちも危険な竜となるのだ。

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本作は三匹のガード「ケンズィ」「サクソン」「リアム」の登場から始まり、彼らの本拠地「ロックヘイヴン」の危機に立ち向かう姿が描かれており、マウスガードの世界のプロローグのような内容になっている。

色合いも語り口も落ち着いていて子供向けと言いながら子供の心を一気につかむような作品ではない。ただ何とはなしに思い出したり心に残るような雰囲気がある。

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もちろんそこはそれD&Dの世界なので想像力あふれるシーンも目白押しである。見よ、このイマジネーション!灰色のガード、コンラッドの武器にも注目。

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最後に世界観を示すサプリメントがほんのわずかではあるが掲載されている。もちろん大好物です、はい。というか、サプリメントだけで一冊出してくれまいか。

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この「マウスガード 1152年秋」でははじめの三匹に加えて他のガードたちも登場し、次巻の「マウスガード 1152年冬」へと続いていく。もちろんそちらも既に購入済だ!

マウスガード 1152年 秋

マウスガード 1152年 秋