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「スーパータキ」をプレイ

カードゲーム「スーパータキ SUPER TAKI」をプレイした。

2人から10人までで、一戦は人数にもよるが数分程度で終わる。対象年齢は6才から。ゲームデザインは「ハリガリ」「スピードカップス」の作者でもあるハイム・シャフィールさん。

「タキ」にはいくつかのバージョン違いがあるようだが、僕が持っているのは Shafir Games版。

基本的なルールは「UNO」と同じといえば話が早い。公式のルールは以下。

www.takigame.com

一人に8枚ずつカードを配って残りは山札にし、手札を使い切ったプレイヤーが勝利する。

最初に山札から一枚めくり、そこから「同じ色」か「同じ数字・マーク」のカードを順に出していく。手札が一枚になったときは「最後の一枚!」と宣言する必要がある。

「スーパータキ」を特徴づけるのがアクションカード。

左から「Change Color」「Plus」「Stop」「Change Direction」「+2」。Change Colorは次のプレイヤーが従う色を変更する*1。Stopは次のプレイヤーを飛ばす。Change Directionは手番順を逆にする。+2は次のプレイヤーに2枚ひかせる*2。このあたりは「UNO」を知っていれば同じ。

Plusを出したプレイヤーはそれに続けてもう一枚プレイできる。

加えて、+2を受けたプレイヤーは手札に+2があればそれを出して2枚引くことを回避できる。その次のプレイヤーも同様にこれを繰り返し、出せないプレイヤーはここまで出された+2の数x2枚引かなければならない。

余談だが、「スーパータキ」と異なり「UNO」の「ドロー2」は公式にはこうして重ねることはできないらしい。

さらに「スーパータキ」をタキたらしめるアクションカードが以下のTakiカード。

「Taki」(左上)は同色のカードに重ねて出すが、それに続けて好きなだけ同色のカードを手札からプレイできる(途中で色を変えたりはできない)。カラフルな方の「Super Taki」はどの色の上にも重ねられ、その色の「Taki」として扱う(色を変えられるわけではない)。

これがかなり効いていて、同じ色のカードを一気に全て捨てられるためカードがかなり溜まっていてもそれほど絶望的な気持ちにならず逆転が可能である。

これに加えて、前のカードの効果を消して好きなカードを出せる「King」やすべてのプレイヤーに3枚引かせる「+3」、+3を無効にして相手に3枚引かせる「+3 Breaker」がある。

「+3」や「King」は枚数も少なく「UNO」ほど派手ではないが、バランスが取れていながらも「+2」の応酬や「Taki」による巻き返しなど爽快感のあるプレイを楽しめる。この落ち着きのあるバランスで「UNOよりも好き」という人も多いようで、僕も子どもと遊んでいてもプレイがいじわるな感じにならないのが良いと感じた。

ルールもシンプルでさくっと終わり、小学生から遊べて、10人までいけるとのことなので家族で遊ぶのに相当重宝するのではないか。実際我が家では重宝しており、最近はかなり遊んでいる。

体験してみたい方は無料のアプリ版もある(ただし、醍醐味はやはり対面での多人数ゲームだと思う)。

TAKI

TAKI

  • Kinkajoo Ltd
  • Games
  • Free
apps.apple.com

play.google.com

最後に、別の説明*3やアプリでの裁定をもとに、付属のルールを読んでも不明だったいくつかの点について補足する。

  • 出せるカードが無い場合、山札から1枚引く。出せるカードがある場合でも、それを出さずに山札からカードを引いても良い。
  • 2人プレイの場合、Change Directionはなんの効果も生まない。
  • Takiの効果で続けて出した同色のアクションカードの効果は発動しない。ただし、最後の一枚がアクションカードであった場合、その効果は発動する。また、途中でKingを出した場合そこでTakiの効果は終わり、続けてもう1枚好きなカードを出せる(Kingの効果を優先)。
  • Change Colorや同色のTaki、Super Takiも、Takiの効果で出すことができる。もちろん、最後の一枚でなければ効果は発動しない。
  • Kingに続けてSuper Takiを出した場合、そのSuper Takiは好きな色のTakiとして扱える(続けて出すカードの色を決められる)。
  • +2が出されているときに、+2を出したりカードを引かされたりする代わりに、Kingを出して効果をキャンセルして好きなカードを続けて出せる。それまでに出された+2の分のカードは誰も引かなくて良い。
  • +2が出されているときに、+3を出すことでそれまでに出された+2の分のカードを引かずに他の全員に3枚引かせることができる。ただし、これに対して+3 Breakerが出された場合はその分の3枚に加えて、それまでの+2の分のカードも引かなければならない。
  • +3をKingで打ち消すことはできない。ただし、+3を出した人の次の手番の人はKingを出すことでそのプレイヤーだけは3枚引くことを回避できる。
  • 手札に+3と+3 Breakerだけであったとき、+3を出して続けて自分で+3 Breakerを出して上がることができる(3枚引いたりしなくて良い)*4
  • 最後の一枚がKingであった場合、それを出した時点で上がりになる(続けてもう1枚出す必要はない)。
  • Plusを出した後、続けて出せるカードが無かった場合は代わりに山札から1枚引かなければならない。最後の一枚がPlusであり、それをプレイした場合、山札から1枚ひく効果を解決しなければならない(あがれない)。Takiの効果で最後に出した場合でも同じ。
  • 最後の一枚が+2であったとき、他のプレイヤーが全て+2で返した場合、その分引かなければならない(上がれない)。

*1:色を変更するだけで手番は次へまわる。

*2:2枚ひいたプレイヤーの手番は飛ばされる。

*3:公式ページの「よくある質問」https://www.takigame.com/faqは実質必読。

*4:出された+2に対して+3と+3 Breakerを同時に出した場合は、それまでに出された+2の分カードを引かなければならないものと思われる。従って上がれない。