「マップマニア デザイナーのための地図のデザイン」を読んだ
パイインターナショナルの「マップマニア デザイナーのための地図のデザイン」を読んだ。
僕はいらぬものを集めるのが結構好きなのだが、地図はその中でも特に気に入っている。地図といっても商業施設や駅、観光案内なんかにおいてあるあれである。海外の街へ行く場合でもたいてい現地でそうしたものを手に入れて使っている。また旅行や休日どこかへ行くときの下調べには自分で簡単な地図を描いておく。スマートフォンを持っていなかった頃の習慣からである。
僕の例によらず、路線図などと同様に地図の場合でもそのまますべてを書けば分かりやすくなるかというとそんなことはなく、同じ場所でも目的に応じて様々な地図が色々な有様に描かれてきた。
この本はそうしたいろいろな用途の地図をまとめて紹介した本です。「デザイナーのための」などとあるが、ただ眺めてヘーとかホーとか言うのが正しい読み方です(個人的見解)。
地図がフルカラーで300ページあまりにわたってひたすら紹介されている。端的に言ってお前も地図を描けと語りかけてきている。
こうした地図っぽいものから、
キャンパスマップだって、
館内マップだって立派な地図なのです。
地図は世界観の表明である。
また、この本の最後には3人のデザイナーによる地図のつくり方が紹介されている。なかなか面白いがそれほど長いものではないのであまり期待しすぎないように。
ところで、この本には載っていないが僕が大変好きな地図のジャンルがある。それについてはまた次回以降で何かひとつ紹介したいと思う。
- 作者: PIE Books
- 出版社/メーカー: パイインターナショナル
- 発売日: 2015/06/24
- メディア: ペーパーバック
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この本はblackbird booksで購入した。