自由に書くのがおれのインターネットだ。

「おれのインターネット」。タイトル通りのブログ。ただし、内容はまったくパンクではありません。

「殺戮の<野獣館>」「逆襲の<野獣館>」を読んだ

リチャード・レイモンの「殺戮の<野獣館>」と「逆襲の<野獣館>」を読んだ。早速だがこの「殺戮の<野獣館>」はとても面白い。「傑作」と言って良い。もしあなたが外連味あふれるエンターテイメントとホラーをお好きならば、何はともあれ今すぐ手に取り…

「火星の土方歳三」「金星のZ旗」を読んだ

吉岡平さんの「火星の土方歳三」と「金星のZ旗」(ソノラマ文庫1034と1045)を読んだ。カバーと本文のイラストは末弥純さん。まず最初に言うべきこととして、僕はエドガー・ライス・バローズの「火星シリーズ」は恥ずかしながら未読である。しかし未読である…

マンガゲームブック「鏡のなかへ」を遊んだ

おいしいたにしさんのマンガゲームブック「鏡のなかへ」を遊んだ。中身に入る前にですが、まず表紙が魅力的です。主人公マリーのすっと迫ってくるような瞳が印象的でゲームの雰囲気にも大変あっていると思う。ストーリーを進めていくとこの表紙の意味もだん…

「震える血」「喘ぐ血」「囁く血」を読んだ

祥伝社文庫から出ていたエロティック・ホラー(アンソロジー)「震える血」「喘ぐ血」「囁く血」を読んだ。ジェフ・ゲルブを編者としたアメリカのホラー・アンソロジー「Hot Blood」「Hotter Blood」「Hottest Blood」から選りすぐられた短編集である。「エ…

「自然断面図鑑」を読んだ

偕成社の絵・リチャード・オー、文・モイラ・バターフィールドの「自然断面図鑑」を読んだ。監修は岩井修一さん。モイラ・バターフィールドさんは他にも学習研究社から出ていた「クロスセクション図鑑 船」と「スピード」を書いています。断面図鑑、クロスセ…

「植草甚一の英語百科店」を読んだ。

主婦と生活社から出ていた21世紀ブックス「植草甚一の英語百科店」を読んだ。イラストレーションは安西水丸さんと本山賢司さん、デザインは水野石文さん、本文レイアウトは平野甲賀さん、と豪華すぎるラインナップです。この本は「J・J」こと植草甚一さんが…

「スターライナーズ」を読んだ

旺文社から出ていたスチュアート・カウリーの「スターライナーズ 23世紀に活躍する宇宙船」を読んだ。監修は竹内均さん*1。副題から未来予想のような本を想像されるかもしれないが、内容はSFというか作者の妄想です。それを言えばフィクションは何でも作者の…

「悪魔の機械」を読んだ

K・W・ジーターの「悪魔の機械」(ハヤカワ文庫FT128)を読んだ。いまや様々な分野において多くのファンを生み出し、一大ジャンルにまでなっている「スチームパンク」の開祖とも言える三人のうちの一人がジーターであり、また「スチームパンク」という言葉を…

みるずかん・かんじるずかん「えもじ」を読んだ

みるずかん・かんじるずかん<銀の本>シリーズの中の一冊、谷川俊太郎さん・文、堀内誠一さん・構成の「えもじ」を読んだ。まず「絵文字」を取り上げているところが大変面白いが、それに加えて谷川さんの優しい文章と堀内さんの秀逸すぎるレイアウトが魅力…

「クノップフの世紀」を読んだ

奢灞都館から1995年に発行された生田耕作さんの「クノップフの世紀 ―絵画と魔術―」を読んだ。当時定価3500円、57ページ。内容としては1983年のNHK「日曜美術館」の放送原稿をフェルナン・クノップフを中心にフェリシアン・ロップスなど象徴派の絵画とともに…

「輪切り図鑑 クロスセクション」を読んだ

リチャード・プラット文、スティーヴン・ビースティー画の「輪切り図鑑 クロスセクション 有名な18の建物や乗物の内部を見る」を読んだ。岩波書店から出ているこの輪切り図鑑シリーズでここに紹介するのは三冊目。amabiee.hatenablog.comamabiee.hatenablog.…

「比較大図鑑」を読んだ

ラッセル・アッシュ(絵はラッセル・バーネット、リチャード・ボンソン)による偕成社「比較大図鑑」を読んだ。タイトルの通り、速度や重さ、大きさ、体積、人口など様々なものごとを色々と変わった仕方で比較し、大判の見開きに詰め込んだとても面白い図鑑…

「<芸術>なぜ悪い 「バイロス画集事件」顛末記録」を読んだ

1981年に発行された奢灞都館(以下、サバト館)の「<芸術>なぜ悪い 「バイロス画集事件」顛末記録」を読んだ。当時定価600円、全72ページ。本書は、サバト館の出版したフランツ・フォン・バイロス侯爵の画集が1979年に猥褻図画販売容疑で摘発された事件に…

「ふしぎ動物大図鑑」を読んだ

デイビッド・ピーターズさんの「ふしぎ動物大図鑑」("Strange Creatures")を読んだ。デイビッド・ピーターズさんの著作は同じ偕成社から他に二冊出ており、そちらも以前紹介した。amabiee.hatenablog.comamabiee.hatenablog.com前の二冊はどちらもすべて実…

「空想観光 カボチャドキヤ」を読んだ

トーナス・カボチャラダムスさんの「空想観光 カボチャドキヤ」を読んだ。カボチャドキヤ王国*1のトーナス・カボチャラダムス大王自身の手によって王国の名所を紹介した本である。川原田徹さんことトーナス・カボチャラダムスは北九州は門司港に住む画家でも…

「絵本のなかへ」を読んだ

なかえよしをさん・作、上野紀子さん・絵の「絵本のなかへ」を読んだ。ポプラ社の、なかえよしを・上野紀子の絵本シリーズの2冊目にあたる。昭和50年10月発行。以前紹介した「メルヘンの国」と同じシリーズです。「メルヘンの国」では赤い帽子に赤いマントの…

ずかんライブラリー「ミニチュアでみる世界の台所」を読んだ

ずかんライブラリー「ミニチュアでみる世界の台所」を読んだ。世界の台所を研究されている宮崎玲子さんの本です。32ページ。福音館書店の出版しているずかんライブラリーというシリーズのうちの一冊です。以前紹介したみるずかん・かんじるずかんと非常に似…

「アメリカ・インディアンはうたう」を読んだ

金関寿夫さんの月刊たくさんのふしぎ1986年9月号(第18号)「アメリカ・インディアンはうたう」を読んだ。絵は堀内誠一さんです。堀内誠一さんはたくさんのふしぎ創刊号「いっぽんの鉛筆のむこうに 」にも参加しているほか、1987年6月号(通巻第27号)「音楽…

「メルヘンの国」を読んだ

なかえよしをさん・作、上野紀子さん・絵の「メルヘンの国」を読んだ。ポプラ社から出ていた、なかえよしを・上野紀子の絵本シリーズの7冊目にあたる。昭和55年3月発行。一目見て頭から離れなくなる本というのがある。古書店でたまたま取り出してみて一度棚…

「みなと横浜片思い」と「良平のヨコハマ案内」を読んだ

柳原良平さんの「みなと横浜片思い」(1983年、至誠堂)と「良平のヨコハマ案内」(1989年、徳間文庫)を読んだ。どちらも書き下ろしの模様。柳原良平さんと言えば、一般にはサントリーのアンクルトリスで有名だが、彼が「船キチ」を自称する大の船好きであ…

「恐竜科学図鑑」を読んだ

前回に引き続きまして、デイビッド・ピーターズの「恐竜科学図鑑」を読んだ。原書のタイトルは"A Gallery of Dinosaurs & Other Early Reptiles"のようです。所有の本の状態が少々悪い点についてはご理解下さい……(汗)。amabiee.hatenablog.comこちらも上の…

「巨大生物図鑑」を読んだ

偕成社から出ていたデイビッド・ピーターズの「巨大生物図鑑」を読んだ。カバーの下には海中のマッコウクジラの頭が描かれています。この本では副題にある通り、すべて実物の22.5分の1に縮尺が合わせて生物が描かれてある。最近「本物の大きさ絵本」のように…

みるずかん・かんじるずかん「宇宙ステーション」を読んだ

長友信人さんの「宇宙ステーション」を読んだ。福音館書店のみるずかん・かんじるずかん〈銀の本〉のうちの一冊です。「みるずかん・かんじるずかん」は「目でみるかがくの絵本シリーズ」で科学とは言いつつも幅広い内容の面白い本がたくさん出ています。「…

「輪切り図鑑 ヨーロッパの城」を読んだ

スティーヴン・ビースティーとリチャード・プラットによる「輪切り図鑑 ヨーロッパの城 中世の人々はどのように暮らし,どのように敵と戦ったか」を読んだ。ここに描かれているのは「美しい城」ではなく「生きている城」である。岩波書店から出版されていた…

「トワイライトと星物語」を読んだ

「トワイライトと星物語」を読んだ。世代的に初代ゲームボーイへの思い出は尽きないが、思い出すのはやはりあの液晶と音だ。かつて(もちろん今でも良い)ゲームボーイを楽しんだ人は誰でもあの色彩をみたらそれと思い出すのではないか。本書は名作ゲーム「…

「吸血鬼のおはなし」を読んだ

八百板洋子さんの月刊たくさんのふしぎ2009年3月号(第288号)「吸血鬼のおはなし」を読んだ。東欧の昔話から「青い炎の館」「ぶよぶよの吸血鬼」「吸血鬼に恋した娘」「九人の兄と妹」「月光の歌」の5つの吸血鬼の話を紹介している。しかし、ここに登場する…

「ライヴ・ガールズ」を読んだ

LIVE GIRLS文字は赤い閃光を放っており、GIRLSのIはチカチカと明滅し、かすかにジージーと音を発している。ネオンサインは他の店と比べると小さかった――幅は五フィートたらず、高さは六フィートくらいだろう。店先は真っ暗だった。他にネオンはなく、明かり…

「マウスガード 1152年冬」を読んだ

デイビッド・ピーターセンの「マウスガード 1152年冬」を読んだ。「ダイノトピア―恐竜国漂流記」のジェームス・ガーニーによる序文が付されている。本書は先日読んだ「マウスガード 1152年秋」の続編にあたる。amabiee.hatenablog.com読んでみると「マウスガ…

「恐竜クライシス」を読んだ

ハリー・アダム・ナイトの「恐竜クライシス」を読んだ。イギリスの田舎町に恐竜があらわれ人々を襲いはじめる、という恐竜パニック小説です。恐竜パニックと言えばマイケル・クライトンの「ジュラシック・パーク」を誰もが思い出すところですが、訳者である…

「マウスガード 1152年秋」を読んだ

デイビッド・ピーターセンの「マウスガード 1152年秋」を読んだ。厳しい環境と捕食者たちに囲まれた過酷な世界にすまうマウスたちを守り、その道案内役を務める「ガード」たちを主人公としたコミック。形式はいわゆるダンジョンズ&ドラゴンズのそれだが、主…